【ストロボ活用、応用術】カラーフィルターの使い方を解説【ストロボへの装着方法から撮影事例をご紹介】

2020.08.07 カラーフィルターの種類にバーンドアを追記致しました。

こんにちは、LUZZSTUDIOの店長・綾です。季節もすっかり冬となりました、皆様体調は崩されておりませんでしょうか。

今回のブログは、ストロボに装着し、光の色を変える「カラーフィルター」の使い方についてのブログです。

ストロボは被写体を綺麗に映すだけではなく、カラーフィルターを使用することで、より撮影の幅を持たせることができちゃいますよ。

1.カラーフィルターはストロボなどの照明に装着するフィルムのこと。

カラーフィルターとは、ストロボに装着する色味の付いた透明のフィルターのことです。

装着するストロボの種類によって形状や素材がさまざまあります。

ストロボの発光部分の形状になっており、フタをするように直接装着するプラスチック製のもの。ゴムバンドやクリップ、テープを使って装着するフィルムタイプのものなどあります。

ストロボの発光部分の形状になっており、フタをするように直接装着するプラスチック製のものは、素材としてしっかりとしており、一度装着すると外れにくく、丈夫なのが特徴です。その反面、装着できるストロボはメーカーやサイズごとに異なるため、それぞれに合わせたカラーフィルターを購入・準備する必要があります。

フィルムタイプのものは、大きく分けて2種類あります。

ひとつはクリップオンストロボ用のセロファンで作られた薄くて、コンパクトなサイズのもの。

クリップオンストロボ用のセロファンの写真

二つめはモノブロックストロボ用の下敷きほどの厚さの長方形タイプのもの。以上の2種類です。

はモノブロックストロボ用の下敷きほどの厚さの長方形タイプの写真

フィルムタイプはその形状から持ち運びがしやすく扱いやすいです。また、現在販売されているものは基本的にメーカーやサイズ問わず使用できるので汎用性にたけています。その反面、その薄さから折りキズが付きやすかったり、使用するほどに色が薄くなっていくこともあり、その都度購入をしないといけないデメリットがあります。しかし使用頻度にもよりますので、この辺りは考えすぎなくても大丈夫ですので安心してください。

また、プラスチック製のものより安価なこともあり、購入しやすいのもポイントの一つです。

こちらのプラスチック製のフィルターは、当LUZZ STUDIOでは無料貸出品として無料でお貸出ししております。是非ご利用くださいませ。

カラーフィルター

カラーフィルター(9色)/LUZZ STUDIOにて無料貸出

 

2020.08.07 追記
LUZZ STUDIOでは新たに、バーンドアの無料貸出を始めました。
こちらのバーンドアには専用のカラーフィルター(レッド、イエロー、ブルー、グリーン)がオプションとして使用できます。
LUZZ STUDIO無料貸出照明の定常光ライト、モノブロックストロボに装着してご利用いただけます。是非ご利用くださいませ。

2.カラーフィルターの使い方

2-1.モノブロックストロボの場合

色を付けたいモノブロックストロボのリフレクターにクリップ、もしくはテープで固定している写真色を付けたいモノブロックストロボのリフレクターにクリップ、もしくはテープで固定します。

2-1-1.バーンドアを使用する場合

バーンドア専用のカラーフィルターを装着していただきます。

バーンドアにカラーフィルターを装着した状態

2-2.クリップオンストロボの場合

クリップオンストロボにゴムバンドを使用し、カラーフィルターを固定している写真

フィルムタイプのものを購入した際についてくるゴムバンドを使用、もしくはテープで固定します。

オススメの装着方法は、先にゴムバンドをクリップオンストロボに装着してから、フィルムタイプを差し込む方法です。こうすることで、フィルムを折ってしまったりすることなく、スムーズに装着することが可能です。

2-3.定常光ライトにも使用することはできます。しかし注意点があります。

モノブロックストロボの装着方法同様に、定常光ライトにも使用することが可能です。

しかし、常に光り続ける定常光ライトは常に熱を持ち続けている状態に。

その熱により、プラスチック製のフィルムは変形してしまう恐れがあります。

定常光で使用する際は、撮影寸前にスイッチをつけ、撮影準備中はオフにするなどの対策でこれを防ぐことができますよ。

 3.被写体の色を変える方法、使い方

3-1.1灯ライティング編

装着が完了したストロボを、被写体に向けて発光させればOKです。

まずはフィルターなしの状態のお写真はコチラ!

フィルターなしの状態で撮影した写真

次に、カラーフィルターの赤を装着したお写真はコチラ!

カラーフィルターの赤を装着し、撮影した写真

シロクマ君がアカクマ君に!!

フィルターを付けるだけでここまで世界が変わります。

あくまで光に色が乗っている状態のため、光が行き届いていない影の部分には色が反映されません。光が届いている部分に、色が乗るのがこのカラーフィルターをつけた際の特徴です。

但し、このままではあまりにも全体が真っ赤すぎるので、この真っ赤すぎる状態を変化させていきます。

3-1.2灯の場合(2灯編)

今度は先ほどの赤のフィルターのついた1灯とは別に、さらに1灯、モノブロックストロボを向かって右側に設置します。

2灯撮影時の撮影風景写真

設置した状態で撮影したお写真がこちら。

赤のフィルターのついた1灯とモノブロックストロボの2灯で撮影した写真

全体が真っ赤だった世界が変わり、右側のモノブロックストロボの光が届いている部分は赤色の光が相殺され、シロクマの白色が映っています。

(この仕組みは光の加法減色と呼ばれる法則に基づいた結果といえます。この説明を始めると、大変長いブログになってしまいますので、割愛させていただきます。)

そのため、右側の光が届いていない部分に関しては、赤色の光がそのまま反映されている結果となっています。

2灯目のフィルターを付けていなかったモノブロックストロボに青のフィルターを付けた環境の写真

次に、2灯目のフィルターを付けていなかったモノブロックストロボに青のフィルターを付けてみます。そうするとこうなります。

2灯目のフィルターを付けていなかったモノブロックストロボに青のフィルターを付けて撮影した写真

先ほどのシロクマ君の白の部分に青色がのり、かわいいシロクマくんがなんともアーティスティックなシロクマに変身しました。

印象的なアーティスト写真や、ミュージシャン、アパレルのイメージ撮影などにおすすめです♪

4.背景をカラーに変化させる

次に、背景をカラーに変化させる方法です。

今回は背景に向かってライトを照射するのがポイントです。この際、被写体には赤の光が乗らないように位置の調整が必要になります。

次に、被写体を照らすライトを左側に設置し、シロクマ君を照らします。そうして撮影した写真がコチラ

背景に向かってライトを照射し撮影した写真

背景が黒から赤に変わりました!

このように壁に照射をすることで、背景を赤にすることができ、単調ではない背景に仕上がりました。

しかし、背景右側の黒い部分が気なります。この部分は結論として、背景とする光が届いていないことで発生しています。

右側の背景の赤くしたい部分

その解決策として、この黒い部分を照らす、赤フィルターを付けたストロボを追加。

合計3灯を使用した結果がコチラです

赤フィルターを付けたストロボを追加し撮影した写真

十分に赤が行き届き、背景に印象的な赤を乗せることができました!

少し引きで撮影した画像がコチラ

2灯のストロボが壁に向かって照射されている風景写真

2灯がしっかりと背景にあたっています。

しかし、出来上がった写真をみると背景は綺麗。ですが、メインの被写体であるシロクマ君が暗くなってしまっています。

インの被写体であるシロクマ君が暗い写真

そこで、特に暗くなっている左側を照らすよう、レフ版を設置してみました。そのお写真がコチラ

暗くなっているシロクマを照らすよう、レフ版を設置し撮影した写真

・・・足りない。少しは明るくなりましたが、十分に明るくなったとは言い切れません。

そこで、レフ板を設置した場所に、定常光ライトをセッティングしました。そのお写真がコチラ

レフ板を設置した場所に、定常光ライトをセッティングし撮影した写真

シロクマ君、右側の影が柔らかくなり、明るく映ることに成功しました!

シロクマ君、右側の影が柔らかくなり、明るく映ることに成功した撮影風景の写真

レフ板の失敗を改善し、定常光に変更することで十分な光での撮影ができた結果ですね!

定常光に変更することで十分な光での撮影ができた結果の写真

カラーフィルターで背景を作る際は、背景を作る照明以外にも、被写体を照らす照明、さらに影を明るくする照明を使用することがポイントとなります。是非参考にしてみてくださいね。

5.スポットライトのように使用する

カラーフィルターで色を付けたライトは、まるでライブハウスのようなスポットライトにすることもできます!

ライブハウスのようなスポットライトの写真

シロクマ君が今度はミュージシャン風になりました。発生しているフレアがとてもいい味を出してくれています。

セッティング方法は、カラーフィルターを付けたストロボを、カメラに向かって強めの光を照射するのがポイントになります。

また、この撮影の際にも、背景をカラーに変化させたとき同様に、被写体を照らす照明が必要となります。

このスポットライト風の撮影に使用したストロボは、クリップオンストロボです。

モノブロックストロボのリフレクターだと、照射範囲の円周が大きいため、拡散した光になります。クリップオンストロボで同様に撮影したお写真がこちら

クリップオンストロボでスポットライト風に撮影した写真

モノブロックストロボのリフレクター装着の場合、拡散される範囲が広いため、全体的に光が回っている仕上がりになります。この雰囲気もいい雰囲気ではありますので、一つの参考としてみてくださいませ。

またクリップオンストロボを使用した状態で位置を変更することにより、様々なシチュエーションの変化を持たせることが可能です!

クリップオンストロボの設置位置を変更して撮影した写真

6.白ホリでカラーフィルターを使用して被写体の影をカラーに変化させる

次は白ホリでの撮影事例として、被写体にできる影に色を付ける方法を解説します。

まずが通常のストロボで照射し、撮影したお写真はコチラ。

通常のストロボで照射し、撮影した写真

この方法で撮影できるお写真はコチラ

赤色の影だったり・・・

赤のカラーフィルターでカラーのシルエットを撮影した写真

青色の影だったり・・・

青のカラーフィルターでカラーのシルエットを撮影した写真

緑色の影にも!

緑のカラーフィルターでカラーのシルエットを撮影した写真
影がグレーではなく、赤や青、緑になり、ファッション雑誌かのような仕上がりになりました。

まず、メインとなるシロクマ君を照らす照明をセットし、影が綺麗に写る設定にします。

このメインのライトは少し強めの設定、目安としては、1/16辺りをベースに、被写体に合わせて調整してください。後に設定するストロボの光量よりも強い数値に設定しないと、この方法がうまくいかないためです。

メインとなるシロクマ君を照らす照明をセットし、影が綺麗に写る設定にしている風景写真

被写体・カメラ・照明の位置はこのようになっています。

影につけたい色のカラーフィルターを付けたストロボを用意し設置した写真

次に、影につけたい色のカラーフィルターを付けたストロボを用意し、下記の位置あたりにセッティングします。

影につけたい色のカラーフィルターを付けたストロボを用意し設置した写真(サイドから)

セッティングの考え方としては、先ほどのメインライトが照射されたときに、光が行き届いていない場所が影になる場所ととらえます。

そのメインライトの光が行き届いていない場所に、カラーフィルターを付けたストロボの光を照射するようにセッティングします。

カラーフィルターを付けたストロボの真後ろから見た状態の写真

カラーフィルターを付けたストロボの真後ろから見た状態。

そしてこの、カラーフィルターを付けたストロボの光量はメインライトよりも弱い設定にしてください。今回の撮影では、1/32に設定しました。(メインライトは1/16)

その結果がコチラです!

メインライトの光が届く部分は、赤色フィルターを付けたライトで照射されている光よりも強い光のため、赤色の光はメインライトの強い光で相殺されます。

その反面、メインライトの光が届いていない部分(=影)には赤色の光が反映されることで、このような写真に仕上がります。

メインライトとカラーフィルターの付いたストロボの光量の差のイラスト図

また、メインライトより弱い光であることがポイントです。もしこれが強い光になると、①赤色の光が白っぽい光になってしまう。②メインライトと同等、もしくは強い光だと、影を消してしまう。

といった2点の問題が発生します。ポイントとして押さえておいてくださいね。

赤のカラーフィルターでカラーのシルエットを撮影した写真

7.まとめ

このように、薄いフィルムのようなカラーフィルターひとつあれば、よりアーティスティックな写真を撮影することができちゃいます!

今回撮影のLUZZ STUDIOではモノブロックストロボをはじめ、定常光ライト、カラーフィルター、クリップオンストロボを固定するS字ブラケットなどを無料で貸し出ししておりますので、今回の撮影を体験していただくことも可能です♪

※クリップオンストロボ、クリップオンストロボ用カラーフィルターはカメラマン私物のため貸出は御座いませんご了承くださいませ※

是非ストロボにカラーフィルターを装着した方法で、撮影の幅をより広げて、楽しい撮影ライフをお楽しみくださいませ♪

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【LUZZ STUDIO撮影レポート】白ホリでストロボとカラーフィルターを使用してポートレート撮影をしてみた

 

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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