カメラのISOって何?カメラ初心者向けに解説!

2023年10月18日更新 文章内容をリライトしました。

大阪の撮影会社・株式会社ラズスタジオです。

今回のブログは、一眼レフカメラの設定の一つ「ISO」についての解説記事になります。

カメラの露出設定において、F値(絞り)、シャッタースピード、その次に重要なISO。

今回はそんなISOの読み方から設定方法までを解説してまいります。

1.ISOとは?

・ISOとは「光に対するカメラの感度」

ISOとは一言で表すと「光に対するカメラの感度」です。

カメラにとっての「感度」というのは、「写真を撮った瞬間に取り込んだ光を、どこまでカメラに感じさせるか」という設定になります。

 

1-3.ISOの値について

“ISO”の値は 「数字」 で表されます。

…100-125-160-200-250-300-400-500-640-800-1000-1250-1600…

数字が低いほど、感度が低く、数字が高いほど、感度が高いとされています。

この数字は、カメラのメーカー・スペックによって、下限の数値と上限の数値が異なります。

Canon EOS kissx5の場合
Canon EOS kissx5のISO選択画面

  • ISO下限値→ISO100、上限値→ISO6400

Canon EOS 5D MarkⅢの場合
Canon EOS 5D MarkⅢのISO選択画面

  • ISO下限値→ISO50、上限値→ISO102400

このように、カメラの性能、スペックによって、設定可能なISOの数値が変動します。

2.ISOが影響するもの

・写真の明るさ

ISOは、写真の明るさを調整する要素のひとつです。ISO感度を上げると、より多くの光をカメラのセンサーに取り込むことができるため、暗い場所でも明るい写真を撮ることができます。

例として下記2枚の、ISOの値を変更した比較写真をご覧ください。

【ISO 400で撮影】
ISO 400で撮影した写真
【ISO 3200で撮影】
ISO 3200で撮影

このように、ISOの値を変えることで、写真の明るさを調整することができます。

 

・画質(ノイズ)

ISOは画質にも影響を及ぼします。

ISO感度を高くすることで、暗い場所でも明るく撮影することができるのですが、その反面、ノイズが生じます。

ここに、明るさが一定になるように、シャッタースピードと絞り値を調整し、ISOを変更した写真をご覧ください。

露出は一定になるように撮影した異なるISOの写真

並べると明るさはほぼそろっており、差が無いように見えます。しかし、アップにした場合・・・

このように、

ISOの数値が高くなればなるほど、写真がザラザラしていることが確認できます。このザラザラ感が「ノイズ」と呼ばれています。

カメラ内部にある、取り込んだ光を電気信号に変換する役割のセンサーが光へ過剰に反応を起こすことで、電気信号に乱れが生じます。この乱れが、写真にノイズとして映り込むとされています。

このノイズは、特に写真を印刷した場合に影響を及ぼします。

つまり、このノイズを発生させずに画質を滑らかに仕上げたい場合は、ISOは低く設定することが必要、ということになります。

画質を滑らかに仕上げたい場合の状況としては商品撮影や、オーディションや宣材用写真のプロフィール写真など、そのものの色や質感を忠実に再現しなければいけない撮影があげられます。

 

ノイズが発生した写真はダメ、というわけではありません。

ISO感度を高めることで、確かにノイズは発生してしまいます。
しかし、ノイズ軽減編集が可能な写真編集ソフトがあれば、このノイズを軽減することは可能です。

よくあるのが、ノイズを避けようとするあまり、シャッタースピードで明るさを調整した結果、撮影した写真が被写体ブレや手ブレ写真に仕上がってしまうという場面です。

ブレ写真はノイズと異なり、加工ではどうすることもできない写真となってしまいます。。。

ISOの感度を高くすると、少ない光でも取り込むことができるので、暗所撮影における、被写体ブレや手ブレを少なくすることができます。

※但し、これは撮影者がどのような写真に仕上げたいかによるので、あくまで参考にしてください。

3.ISOの使い方

・撮影環境に応じて使い分ける

ISOは主に、撮影環境の明るさによって使い分けます。

  • 晴れた日や明るい場所での撮影・・・ISO100~400
  • 雲り空や、やや暗い室内での撮影・・・ISO400~3200
  • 夜の撮影や、間接照明のみの暗い場所・・・ISO3200~

※カメラのスペックによって異なるため、あくまで目安となります。

ISO20000で撮影

ISOを高めて撮影したイルミネーションの写真

ISOのオート機能の活用もおすすめ

一眼レフをはじめとするデジタルカメラには、ISOをカメラが自動的に環境光を感知して設定してくれる、オート機能があります。

ISOのAUTOの画面

カメラのセンサーに基づく設定となり、

毎回、カメラ設定を行うことが難しい一瞬の場面を撮影する場合(運動会やスポーツなど)には、このISOのオート機能で、一瞬の撮り逃しを防ぐことができます。

もし設定や、仕上がりに不安な場合はテスト撮影をオートで撮影し、その際のISOの値を確認。

その値をベースに、調整を行うのもおすすめです。

(筆者自身も、カメラを覚えたての頃はオート設定→値を見る→マニュアル設定にして微調整、を繰り返して設定を覚えていきました。)

・絞り優先モードや、シャッタースピード優先モード時の明るさ調整に使用する

絞り優先モードやシャッタースピード優先モード時の明るさ調整に使用する露出補正機能で設定した明るさで撮影を行う際に、

ISOを使用して明るさを調整することができます。

たとえば、カメラの絞り優先モードを使用した場合、露出補正機能で設定した明るさで撮影しようとすると、シャッタースピードが1/10や1/5のような、手ブレを起こしやすいシャッタースピードを設定した場合、

ISOを高く調整することで明るさを補正し、シャッタースピードを調整することができます。

また、シャッタースピード優先モードの場合でも、ISOを調整することでF値の設定が変化します。

 

これらの優先モードを使用する際、ISOは明るさ調整の要素として大いに役立ちます。

 

4.まとめ

・ISOとは、「カメラの光に対する感度」であり、一定の明るさの取り込む感度を表しています。

・ISOの値は「高い」「低い」で表現される。

・低いISO(低感度)の目安は100~400辺り。高いISO(高感度)の目安は400以上。

・ISOを高くしすぎると、ノイズが発生する。

・撮影環境の光に応じてISOの値を決めること。

 

今回のブログを通して、ISOの理解への第一歩となり、撮影の悩みが解決したり、幅が広がるきっかけになれば、とても嬉しいです!!

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

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