ロケーション撮影の舞台裏:商品撮影の成功事例

株式会社ラズスタジオです。

商業写真において、製品の本質を捉えることは、効果的なマーケティングと販売戦略にとって不可欠です。

スタジオ撮影では、一定の条件下で撮影できるという利点がありますが、
ロケーション撮影は、よりダイナミックでリアルな背景を演出することで、製品の魅力をさらに引き出すことができます。

今回は、親子向けの新商品を、海や公園を舞台に撮影したロケーション撮影の舞台裏をご紹介します。

撮影の舞台裏では、自然光を最大限に活かした撮影方法や、天候などの課題を克服するためにどのような工夫をしたのか、詳しくお伝えします。

ロケーション撮影の舞台裏~準備編~

1.撮影場所選び:親子で一緒に楽しめる場所

まず大切なのは、親子で一緒に楽しめる場所を選びます。

今回は、子供たちの遊び心を表現するために、海や公園で撮影しています。

2.天候の確認と対策

ロケーション撮影は、天候に大きく左右されるため、事前にしっかりと確認し、対策をしておくことが重要です。

2-1. 天候の確認

  • 天気予報:撮影日の数日前から、天気予報をこまめに確認します。
  • 専門情報: 気象庁のホームページやアプリなどを活用し、より詳細な天気情報を確認したりします。
  • 現地情報: 撮影場所の過去の天候データや、現地の天候情報も参考にしたりします。

2-2.撮影場所の確認

  • 屋根や日陰: 雨天でも撮影を続けられる場所があるかどうか確認します。
  • 天候の影響: 風や日差しなどの影響を受けやすい場所かどうか確認します。
  • 代替案: 雨天の場合は、室内での撮影など、代替案を準備しておきます。

2-3.施設の変更

  • 室内施設: 雨天の場合は、室内施設での撮影に切り替えられるかどうか確認します。
  • キャンセル料: 施設のキャンセル料を確認しておきます。
  • 代替施設: 他の室内施設を候補として挙げておき、必要に応じて変更できるようにしておきます。

2-4.スケジュールの変更

  • 撮影時間: 撮影時間を早めたり、遅らせたりできるかどうか確認します。
  • 撮影順序: 雨天に影響を受けやすい撮影を、後の方に回せるかどうか確認します。
  • 予備日: 撮影延期に備えて、予備日を設定しておきます。

2-5.チームやクライアントとの相談

  • 天候対策: 天候対策の内容をチームやクライアントと共有し、意見を募ります。
  • 意思決定: 雨天時の対応を、チームやクライアントと相談して決定しておきます。
  • 柔軟性: 状況に応じて、臨機応変に対応できるようにしておきます。

2-6.その他

  • 雨具: 雨具など、天候対策グッズを準備しておきます。
  • 保険: 万が一に備えて、撮影保険に入っておくことを検討します。
  • コミュニケーション: 撮影に関わる全ての人と、密にコミュニケーションを取っておきます。

3.事前資料準備:撮影シーンを資料にまとめる

撮影をスムーズに進めるために、撮影シーンを事前に資料にまとめておくことは非常に重要です。

資料を共有することで、関係者全員が同じ認識を持ち、効率的に撮影を進めることができます。

3-1.資料に盛り込むべき内容

今回はスチール撮影において記載していますが、動画撮影も同様です。

  1. シーンリスト: 撮影する全てのシーンをリストアップし、それぞれのシーンの概要を簡潔に記載します。
  2. シーン別詳細: 各シーンの詳細内容を記載します。具体的には、以下の項目を盛り込みます。
    • シーンの目的:このシーンで何を伝えたいのかを明確にします。
    • カメラワーク:カメラの動きや構図をイメージ図や文章で説明しておきます。
    • 照明:照明の種類や明るさを指定します。
    • 小道具・衣装:必要な小道具や衣装をリストアップします。
  3. 撮影スケジュール: 撮影シーンの順番と、それぞれのシーンにかかる時間の見積もりを記載します。
  4. ロケハン写真: ロケハンで撮影した写真を資料に添付することで、イメージを共有しやすくなります。
  5. その他: 必要に応じて、イメージ画や絵コンテやラフスケッチなどを添付します。

3-2.資料の活用方法

  • 関係者への共有: 撮影スタッフ、キャスト、クライアントなど、関係者全員に資料を共有します。
  • 打ち合わせ: 資料を基に、撮影前の打ち合わせを行います。
  • 撮影当日の進行: 撮影当日は、資料を参考にしながら撮影を進めます。
  • トラブル対応: トラブルが発生した際、資料を参考にしながら解決策を検討します。

3-3.資料作成のポイント

  • 分かりやすさ: 関係者全員が理解しやすいように、分かりやすく簡潔に記載します。
  • 視覚化: イメージ図や写真などを活用して、視覚的に分かりやすくします。
  • 最新情報の更新: 撮影が進むにつれて、資料の内容を最新の情報に更新します。
  • 共有方法: 共有しやすい形式で資料を作成します。

その他

資料以外にも、撮影前に準備しておくべきものはたくさんあります。事前にしっかりと準備しておくことで、当日の撮影をスムーズに進めることができます。

ロケーション撮影の舞台裏~撮影編~

1.自然の力を取り入れたロケーション撮影

自然の力を取り入れたり、自然光を活かしたロケーション撮影は、作品に独特な雰囲気や奥行きを与え、見る人の心を惹きつける効果があります。
自然環境を巧みに活かすことで、人工的なセットでは表現できないリアリティや感動を生み出すことができます。

・自然の力を取り入れる方法

  • : 風になびく髪の毛や衣服、揺れる木々の葉など、風によって動きのある映像を表現することができます。

  • : 水面や水滴に反射する光、波の動きなど、水によって幻想的な映像を表現することができます。

  • 太陽光: 朝焼けや夕焼け、太陽光が差し込む光と影など、自然光によってドラマチックな映像を表現することができます。

・自然光を活かす方法

  • 時間帯: 早朝や夕方の自然光は、柔らかく温かみのある光であるため、人物撮影や風景撮影に最適です。
  • 天候: 曇りの日は、光が拡散するため、強い影が出ずに自然な光を表現することができます。
  • 場所: 日当たりの良い場所や、木漏れ日が差し込む場所など、自然光が効果的に入る場所を選びます。
  • 反射板: 反射板を使って、自然光を被写体に反射させることで、影を明るくしたり、コントラストを調整したりすることができます。

・自然の力と自然光を活かした撮影の注意点

  • 安全第一: 天候や自然環境の変化に注意し、安全を確保した上で撮影を行います。
  • 自然への配慮: 撮影場所を汚したり、自然環境を破壊したりしないように注意します。
  • 柔軟性: 自然環境は常に変化するため、臨機応変に対応できるように準備しておきましょう。

自然の力と自然光を活かした撮影は、難易度の高い撮影手法ですが、その分、作品に深みを与え、見る人の心を動かすことができます。

2.キャストの笑顔を引き出す:一緒に遊ぶなど

撮影で自然な笑顔を引き出すことは、作品にとって非常に重要です。 特に、キャストの笑顔は作品の雰囲気を明るくし、見る人の心に温かみや感動を与えます。

キャストの笑顔を引き出すためには、様々な方法があります。 以下に、その中でも効果的な方法をいくつかご紹介します。

2-1.一緒に遊ぶ

  • アイスブレイク: 撮影前に、キャスト同士が仲良くなれるように、ゲームやアクティビティなどを用意しておきます。
  • 雑談: 撮影の合間に、雑談をしてリラックスした雰囲気を作ります。
  • 冗談: 適度に冗談を言って、場を和ませます。

2-2.キャストを褒める

  • 演技を褒める: 良い演技をしたときは、素直に褒めます。
  • 努力を認める: 努力している姿を見かけたら、認めてあげます。
  • 個性を活かす: 個性を活かした演技を、積極的に引き出します。

2-3.楽しい雰囲気を作る

  • 音楽をかける: 楽しい音楽をかけると、雰囲気が明るくなります。
  • 美味しい食事を用意する: 撮影後に、美味しい食事を用意しておくと、キャストのモチベーションが上がります。
  • スタッフも楽しむ: スタッフも楽しみながら撮影することで、キャストもリラックスして笑顔になります。

2-4.信頼関係を築く

  • しっかりとコミュニケーションを取る: キャストとのコミュニケーションをしっかりと取り、信頼関係を築きます。
  • 尊重する: キャストの意見や要望を尊重しましょう。
  • 協力する: 撮影はチームワークが重要です。キャストと協力して、良い作品を作ります

2-5.リラックスできる環境を作る

  • 休憩時間を設ける: 長時間撮影が続くと、キャストも疲れてしまいます。適度に休憩時間を設けます。
  • 静かな環境を作る: 撮影中は、静かな環境を保ちます。
  • 必要ものは全て用意する: 撮影に必要なものは全て用意しておき、キャストがスムーズに演技できるようにします。

キャストの笑顔を引き出すためには、時間と労力が必要です。 しかし、その努力は必ず作品に反映されます。 キャスト一人ひとりが楽しく笑顔で撮影に取り組める環境を作ることで、自然な笑顔を引き出し、素晴らしい作品を作ることができます。

3.チームワークで最高の作品を作る

カメラマン、クライアント、キャスト、スタッフたちが協力して最高の作品を作るために、撮影当日に以下の点に注意して、チームワークを発揮します。

・事前準備の確認

  • スケジュール: 撮影スケジュールを全員で確認し、共有します。
  • 場所: 撮影場所への移動手段を確認し、集合時間を決めます。
  • 持ち物: 撮影に必要な機材、衣装、小道具などを確認し、忘れ物がないようにします。
  • 連絡先: 緊急連絡先を共有しておきます。

・当日のコミュニケーション

  • 情報共有: 撮影状況、問題点などを共有し、密にコミュニケーションを取ります。
  • 意見交換: 当日もみんなで進行しつつ意見交換し、建設的な議論を行います。
  • 相互理解: それぞれの立場や考えを理解し、尊重します。

・チームワーク

  • 協力: チームワークを重視し、協力して作品作りに取り組みます。
  • 助け合い: 困っている人がいたら、積極的に助け合います。
  • ポジティブな雰囲気: 撮影中は、明るくポジティブな雰囲気を維持するようにします。

・臨機応変さ

  • 変化への対応: 状況や条件が変化しても、柔軟に対応できるようにします。
  • 新しいアイデア: 新しいアイデアや提案を積極的に取り入れます。
  • 問題解決: 問題が発生した場合は、協力して解決策を見つけます。

・楽しみながら

  • 撮影を楽しむ: 撮影を楽しみながら、良い雰囲気を作りましょう。
  • 達成感: 作品が完成した後は、達成感を共有しましょう。

最高の商品撮影となるよう、積極的にコミュニケーションを図り、協力していきます。

このようにして撮影は完了を迎えます。

ロケーション撮影の舞台裏~撮影後編~

1.撮影を振り返る

撮影が完了したら、撮影内容や成果を振り返り、次回の撮影に活かしましょう。

・振り返りのポイント

  • 撮影内容: 撮影したシーン、使用した機材、設定など、撮影内容を振り返ります。
  • 成果: 撮影した写真や映像の出来栄え、クライアントやキャストの反応などを振り返ります。
  • 問題点: 撮影中に発生した問題点や課題を振り返ります。
  • 改善策: 問題点を踏まえて、次回の撮影に活かせる改善策を検討します。

・振り返りの方法

  • 撮影スタッフ: 撮影スタッフで集まって、撮影内容を振り返ります。
  • クライアント: クライアントと意見交換を行い、撮影成果に対する評価や要望などを聞き取ります。
  • アンケート: キャストやスタッフにアンケートを行い、意見や感想を収集します。
  • 撮影記録: 撮影記録やメモなどを参考に、振り返りを行います。

2.振り返った内容を活用する

  • 次回の撮影: 次回の撮影に活かせるノウハウや改善策を検討します。
  • スキルアップ: 撮影を通じて得た経験や知識を活かして、自身のスキルアップにつなげます。
  • 関係構築: クライアントやキャストとの関係構築に役立てます。

撮影後の振り返りを行うことで、撮影の成果をより高めることができ、次回の撮影に活かすことができます。

6.まとめ

ロケーション撮影は、スタジオ撮影とは異なる様々な課題や制約がありますが、その分、自由度が高く、創造的な作品を作ることができます。

自然の力を取り入れたり、キャストの笑顔を引き出したり、チームワークを発揮したりすることで、最高の作品を作ることができます。

今回の事例が、ロケーション撮影を成功させるための参考になれば幸いです。

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