【デジタルカメラ初心者向け】商品画像・物撮り写真を綺麗に撮影する方法を撮影スタジオスタッフが解説

※2021.09.07更新 本文追記、掲載写真追加いたしました。

大阪市中央区本町、大阪メトロ堺筋本町駅徒歩3分にあります、撮影スタジオLUZZ STUDIO(ラズスタジオ)です。

昨今の情勢から増え続けているオンライン販路拡大するために、商品を撮影しなければいけない為、一眼レフカメラを購入した方が多くいらっしゃるとお聞きします。

そんな今回のブログは一眼レフカメラを使った商品画像・物撮り写真を綺麗に撮影するためのコツの基本を初心者向けにご紹介してまいります。

思うように撮影ができない。良いカメラと聞いたのに、綺麗に撮れないといったお悩みも、大切なポイントさえ抑えて綺麗な写真を撮影しましょう!

1.印象の良い商品画像・物撮り写真とは

そもそも、印象の良い商品画像、物撮り写真というのは

  1. 打ち出す商品にきちんとピントが合っている写真
  2. 雰囲気が伝わる写真
  3. 質感・色がわかる写真

この3つのポイントを押さえた写真といえます。

写真はお茶の撮影。グラスに入ったお茶にしっかりをピントを合わせています。

この3つのポイントの中でも、一番の重要と言えるのが「打ち出す商品にきちんとピントが合っている写真」です。

このポイントについては、プロでもアマチュアでも関係ありません。

プロの現場でもピントの有無に関しては神経を尖らせ、確認を行うポイントです。

2.商品にピントを合わせた写真を撮影するには?

商品にピントを合わせた撮影を行う為に鍵を握るのは「F値」「カメラと商品の距離」「撮影する環境」です。この3つのポイントについて解説してまいります。

2-1.F値(絞り)を操作する

一眼レフカメラやミラーレスカメラの設定値に「ISO」「シャッタースピード」「F値(絞り)」があります。

この中で商品撮影のように、動かないものを撮影する際、ピントに一番関係するのが「F値(絞り)」です。

F値(絞り)で、ピントの合う前後の範囲を調整することができます。この範囲のことをカメラ用語で、”被写界深度”と言います。
被写界深度についてお話ししすると長くなってしまうので、ここでは省略いたします。

  • F値(絞り)の数字が小さくなると、ピントの合う範囲は浅く(狭く)なります。
  • F値(絞り)の数字が大きくなると、ピントの合う範囲は深く(広く)なります。

このF値の設定を商品全体にピントが合うように設定することが大切です。

F値設定は「小さくし過ぎず、大きくもし過ぎない」がポイント

「じゃあ、F値の数字を大きくすれば、ピントが合った写真が撮影できる」

と思った方がほとんどかと思いますが、実はそうではありません。

このピントを合わせるために必要な考えが、F値を小さくしすぎず、大きくもしすぎないことがポイントです。

例えば、、F値(絞り)の数字を大きくしすぎてしまうと、F値(絞り)を絞り過ぎてしまったことによる、「光の回析現象」が起こってしまい、ピントが合っているようなあっていないような、商品全体がボケてしまう小ボケといった現象が起こってしまいます。

また、F値はピントだけでなく、写真の明るさにも影響する項目です。数字を大きくしすぎると、写真の明るさが暗く仕上がってしまします。

何事も、やりすぎには注意。ということといえます。

まずは、F値(絞り)は使用するレンズの中間の値に設定し、撮影結果を見ながらF値(絞り)を前後に微調整して、ピントを合わせていきましょう。

2-1-1.F値(絞り)を調整するためには撮影モードを「絞り優先」もしくは「マニュアル」にする

このF値(絞り)を操作できるようにするため、カメラの撮影モードを「絞り優先モード」もしくは「マニュアルモード」で行いましょう。

他のオートモードや、シャッタースピード優先などの撮影モードだと、F値(絞り)をカメラ側が露出設定に基づいて勝手に設定してしまうためです。

2-1-2.明るさの調整はISOかシャッタースピードで調整する

F値(絞り)はピントの範囲のほかに、光を取り込む量の調整という役割も担っているため、設定によっては暗くなったり明るくなったりします。

そう言った場合は、F値(絞り)以外のISOやシャッタースピードで調整を行いましょう。

2-2.カメラと商品の距離

商品の詳細カットや、ズームアップを撮影する際に行いがちなコトなのですが、商品にカメラごと近づき過ぎるとピントが合わなくなる場合があります。

これは、レンズごとに 最短撮影距離 というものが設定されています。

この最短撮影距離以上、商品に近づいてしまうとピントが合わず、シャッターを切ることすらできなくなってしまいます。

そのため、商品の詳細カットや、ズームアップを撮影する方法としては、商品に近づきすぎずにレンズのズーム機能を使用しましょう。

また、別の方法としては、焦点距離の短いマクロレンズを使用する方法もあります。
(今回のブログではマクロレンズを持っていない方に向けたお話しにしておりますので、マクロレンズのお話しは省略いたします。)

2-3.撮影する環境を整える

ピントを合わせる為には、撮影する環境を整えることも必要です。

写真は光を取り込んで撮影を行います。

そのため、そもそも光が無い環境では、いかに良いカメラで、設定をおこなったとしても、ピントを合わせて撮影することは難しいと言えます。

対策方法としては、撮影する環境を

  • 自然光が入るような場所を選ぶ
  • 自然光が入らない暗い室内の場合は、撮影用の照明、定常光ライトやストロボの使用する

といった方法が挙げられます。

2-3-1.自然光を使用する

室内で撮影を行う際に、一番身近で簡単に使用できる照明は「自然光」です。

室内で使用されている蛍光灯でも撮影を行うことももちろん可能なのですが、蛍光灯は人間の目には光続けている照明に見えますが、カメラの場合、点滅した光となり、設定によってはフリッカー現象を起こしてしまう場合がございます。

フリッカー現象についてはコチラのブログで解説しています。

【フリッカー現象について】室内撮影時の照明のお話

このフリッカー現象を無くし、室内で撮影を行うには、窓から差し込む自然光を活用すると良いでしょう。

<自然光で撮影した商品撮影の写真>

2-3-2.定常光ライトを使用する

撮影用の定常光ライトを使用する方法です。

コチラの照明は撮影用の照明としてカメラで撮影してもフリッカー現象を起こさせない照明です。

プロの商品撮影の現場でも使用されており、操作方法もスイッチをオンにするだけで使用できるといったとても使いやすい照明ですので、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

【初心者向け】商品撮影にて「影」を創るライティング方法を解説

<定常光ライトで撮影した商品撮影の写真>

2-3-3.ストロボライトを使用する

ストロボライトを使用する撮影は、

  • カメラとの接続や光の強さの調整が必要
  • フラッシュ光による瞬間光の為、使用方法に対しての知識とコツが必要

といったな照明機材ですが、使い方をマスターすれば、定常光では出せない明るさによって、より商品を鮮明に綺麗に撮影することができます。

【誰でも簡単にスタジオで物撮り!】ストロボ1灯で、自然光を演出してみた。

<ストロボライトで撮影した商品撮影の写真>

3.環境の整った撮影スタジオを利用するのも一つの方法

撮影スタジオと聞くと、テレビ収録等に使用される大きなスタジオを想像しがちですが、最近では個人でも使用できる、撮影スタジオもあります。

撮影スタジオは撮影を目的とした空間として設計されておりますし、撮影用の照明を取り揃えているスタジオもあります。

LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)もその一つです。

ラズスタジオでは先ほど紹介した無料の定常光ライトやモノブロックストロボの無料レンタルはもちろん、アンブレラやソフトボックス照明アクセサリーも充実しています。

また、白壁と黒壁といったシンプルな背景のシチュエーションのため、商品撮影にはふさわしい環境に整備しております。

是非、お近くの方には、当ラズスタジオでの商品撮影に挑戦してみたい方のご利用をお待ちしております!

4.プロカメラマンに物撮りを依頼をする

特にネットショップ、ECショップの撮影をしっかりとしたいときなどはプロのカメラマンに依頼をしてみるおすすめです。

プロカメラマンに撮影を依頼することで、自分が表現したいイメージや世界観をしっかりと技術と経験で表現し、自分で撮影するよりもスムーズに撮影してもらえます。

ワンランクアップし購買意欲を引き出す魅力のある写真を撮影したいと思っても、カメラの撮影技術だけでなく、照明等の機材がないとうまく撮影できないこともあります。そんな時はプロのカメラマンにお願いすることで解決できます。

ラズスタジオへのご依頼も可能です

ラズスタジオへ物撮り・商品撮影のご依頼承っております。

全国から商品配送での撮影も可能です。

 

詳しくはコチラのページをご覧ください。

 

4.商品撮影は”ピントを合わせる”を守りましょう

オンラインショップ用の商品だけの単品画像や、InstagramなどをはじめとしたSNSでのイメージカット撮影等、商品を撮影するといっても様々なシチュエーションがあります。

オンラインショップ用の単品画像はもちろん、イメージカット撮影においてもWEB掲載用の画像というのは、文字よりも訴求力・影響力の高い要素であると言われております。

写真の商品映りが良ければ、ユーザーは文章や詳細を読み始めます。しかし写真映りがよくなければ、文章も読まれず、ユーザーの興味心は損なわれ、別のコンテンツに移ってしまうというWEBマーケティングの結果もあるほどです。

 

このブログが、より良い商品撮影、物撮りのきっかけになればとっても嬉しいです!

 

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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