【初心者向け】商品画像・物撮り写真を綺麗に撮影するコツを撮影会社が解説

2023.10.24更新 本文修正、掲載写真追加いたしました。

大阪市中央区本町、大阪メトロ堺筋本町駅徒歩3分にあります、撮影スタジオLUZZ STUDIO(ラズスタジオ)です。

オンライン販路拡大のため販売商品を撮影するため、一眼レフカメラを購入した方が多くいらっしゃるとお聞きします。

そんな今回のブログは一眼レフカメラを使った商品画像・物撮り写真を綺麗に撮影するためのコツの基本を初心者向けにご紹介してまいります。

思うように撮影ができない。良いカメラと聞いたのに、綺麗に撮れないといったお悩みも、大切なポイントさえ抑えて綺麗な写真を撮影しましょう!

1.撮影環境を整える

商品撮影を行う際は、第一に撮影環境を整えることが大切です。

どんなに高性能なカメラであっても、撮影に最適な明るさ、背景が整っていなければ、

良い写真を撮影することは難しいためです。

撮影環境を整えるために抑えるポイントとアドバイスを紹介します。

・撮影環境の明るさ、照明を整える

写真は光を取り込んで撮影を行います。

そのため、撮影に十分な明るさが確保されている環境を整えることが大切です。

撮影目的に沿った照明条件が整わない環境では、いかに良いカメラで設定をおこなったとしても、写真の品質に大きな影響を与えます。

また、私たちの日常生活で使用されている 蛍光灯 でも撮影を行うことももちろん可能なのです。

しかし、蛍光灯で撮影を行うと

  • 色味がおかしくなる: 蛍光灯の光で撮影を行うと、実際に見ている色とは異なる色で撮影されてしまうことがあります。
  • ちらつきが問題: 蛍光灯はちらつき(明滅)を引き起こすことがあり、写真に縞模様や不均一な光をもたらします。これは写真がきれいに撮れない原因になります。

このように、蛍光灯の下での撮影は初心者にとって難しいことが多く、綺麗に撮影することが難しいのです。

 

方法としては、

  • 自然光が入るような場所を選ぶ
  • 撮影用の照明を使用する

といった方法が挙げられます。

 

方法1.自然光を使用する 

室内で撮影を行う際に、一番身近で簡単に使用できる照明は「自然光」です。

自然光での撮影は、見たままの色味での撮影が簡単に行えます。初心者にも手軽に利用できるため、商品写真撮影において非常に効果的な方法です。

 

 

方法2.撮影用照明を使用する

自然光での撮影が難しい場合や、自然光だけでは照明が不足する場合は、撮影用照明を使用する方法が挙げられます。

撮影用の照明として、「定常光ライト」「ストロボライト(フラッシュ光)」の2つが挙げられます。

  • 定常光ライト
    定常光ライトは、主に映像撮影に使用される常に光り続ける照明です。

    蛍光灯の色味のバラつきや、チラつきをなくすことができます。また、製品によっては、光の色温度を変更する機能が搭載されているものもあります。

    プロの撮影現場でも使用されており、操作方法もスイッチをオンにするだけで使用できるといったとても使いやすい照明です。

<定常光ライトで撮影した商品撮影の写真>

常に光り続ける照明ですので、影の演出も目で見ながら調整できるメリットがあります。

  • ストロボライト(フラッシュ光)
    ストロボライト(フラッシュ光)は、写真撮影に使用される照明です。

    シャッターを切った瞬間に光る瞬間光のため、定常光ライトよりも、強い光を発光することができます。

<ストロボで撮影した商品撮影の写真>

 

定常光ライトかストロボかどちらを選ぶべきか

カメラ初心者の場合、商品撮影においては通常、定常光ライトがより簡単で使いやすい選択です。理由として

  • 簡単な操作
    定常光ライトは、カメラ設定を調整するのが比較的簡単で、明るさや色温度を調整しやすいです。
    初心者がストロボの設定を理解し、制御するのは難しく、使いこなすには練習と時間が必要となります。
  • 視覚的な評価
    定常光ライトは、商品がどのようにライトに反応するかをリアルタイムで見ることができ、調整が容易です。
    ストロボは瞬時に光を発するため、その効果を直接視覚的に理解するのは難しい場合があります。

定常光ライトを使用して商品撮影の基本を学び、明るさの調整を練習することをお勧めします。

将来的にはストロボの使用も学ぶことができますが、最初はシンプルな照明環境からスタートして基本をマスターすることをおすすめします。

このように、自然光では明るさが不足する場合や自然光が扱えない環境の場合は撮影用照明の使用を考慮しましょう。

 

適切な照明は、商品写真の品質を向上させるために非常に重要です。環境やイメージに応じた環境で撮影することで、より魅力的で鮮明な写真を撮影できるでしょう。

 

・背景を整える

商品の色味や形を正確に伝えるために、背景はシンプルにしましょう。白や無地の背景がおすすめです。

背景が複雑すぎると、商品が目立ちにくくなってしまいます。

  1. シンプルな背景:商品写真の背景は、できるだけシンプルで無駄のないものを選びます。背後に不要な要素や混乱を招くものを配置しないようにしましょう。
  2. 引き立てる色やシーンをスタイリングする背景の色や質感は、商品を引き立てるために重要です。商品と共通した色味の他、実際に使用するシーンに沿った背景をスタイリングするなどが良いでしょう。

簡潔な背景を選び、商品をクリアに表示することで、視聴者の注意を商品に集中させることができます。商品の特徴やデザインが際立つように、背景の色と質感を慎重に選びましょう。

 

・環境の整った撮影スタジオを利用する

撮影スタジオと聞くと、テレビ収録等に使用される大きなスタジオを想像しがちですが、小規模で使用できる、レンタル撮影スタジオがあります。

撮影スタジオは撮影を目的とした空間として設計されておりますし、撮影用の照明を取り揃えているスタジオもあります。

LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)もその一つです。

ラズスタジオでは先ほど紹介した無料の定常光ライトやモノブロックストロボの無料レンタルはもちろん、アンブレラやソフトボックス照明アクセサリーも充実しています。

また、白壁と黒壁といったシンプルな背景のシチュエーションのため、商品撮影にはふさわしい環境です。

2.F値(絞り)を使いこなす

商品撮影の場合、商品にピントを合わせることが重要です。
F値(絞り)は被写界深度(ピントの合う範囲)に影響することから、商品撮影ではこのF値を使いこなすことが大切です。

以下に、絞りの設定の例をご紹介します。

  • 被写界深度を深くして、商品と背景をしっかりと表現したい場合
    F値を大きく設定する(F8やF11など)
    主に物撮り(製品のサイズや形を訴求する写真)に。
  • 背景をボカして商品を際立たせたい場合
    F値を小さく設定する(F2やF1.8など)
    主にイメージカット撮影に。

絞りの設定は、商品の種類や撮影シーンに合わせて、適切に調整しましょう。

 

被写界深度を深くして、商品と背景をしっかりと表現した撮影

 

 

背景をボカして商品を際立たせた撮影

 

 

撮影モードは「絞り優先」もしくは「マニュアル」にする

このF値(絞り)を操作できるようにするため、カメラの撮影モードを「絞り優先モード」もしくは「マニュアルモード」で行いましょう。

他のオートモードや、シャッタースピード優先などの撮影モードだと、F値(絞り)をカメラ側が露出設定に基づいて勝手に設定してしまうためです。

F値(絞り)はピントの範囲のほかに、明るさにも影響を及ぼします。明るさの調性は、ISOやシャッタースピードで行いましょう。

 

 

3.プロカメラマンに物撮りを依頼をする

今回紹介したポイントをおさえることで、初心者の方でも撮影をすることはできます。

しかし、それでもうまく撮影できない、イメージ通りの撮影ができないといった事情がおありの場合は、一度プロのカメラマンに依頼をしてみるのもおすすめです。

プロカメラマンに撮影を依頼することで、自分が表現したいイメージや世界観をしっかりと技術と経験で表現し、自分で撮影するよりもスムーズに撮影してもらえます。

ワンランクアップし購買意欲を引き出す魅力のある写真を撮影したいと思っても、カメラの撮影技術や知識だけでは、なかなかうまく撮影できないこともあります。そんな時はプロのカメラマンにお願いすることで解決できるでしょう。

 

株式会社ラズスタジオへのご依頼も可能です

弊社へ物撮り・商品撮影のご依頼承っております。全国から商品配送での撮影対応も可能です。

詳しくはコチラのページをご覧ください。

 

4.まとめ

オンラインショップ用の商品だけの単品画像や、InstagramなどをはじめとしたSNSでのイメージカット撮影等、商品を撮影するといっても様々なシチュエーションがあります。

オンラインショップ用の単品画像はもちろん、イメージカット撮影においてもWEB掲載用の画像というのは、文字よりも訴求力・影響力の高い要素であると言われております。

しかし写真映りがよくなければ、文章も読まれず、ユーザーの興味心は損なわれ、別のコンテンツに移ってしまうというWEBマーケティングの結果もあるほどです。

写真の商品映りが良ければ、ユーザーは文章や詳細に興味をもっていただき、商品の購入訴求に大いに貢献することでしょう。

 

このブログが、より良い商品撮影、物撮りのきっかけになればとっても嬉しいです!

 

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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