【初心者向け】商品画像・物撮り写真のクオリティを向上させる方法を撮影スタジオスタッフが解説

大阪市中央区本町、大阪メトロ堺筋本町駅徒歩3分にあります、撮影スタジオLUZZ STUDIO(ラズスタジオ)の店長・綾です。

今回のブログでは、商品撮影や物撮りのクオリティを向上させる方法について解説してまいります。

昨今の情勢から増え続けているオンライン販路拡大するために、商品を撮影しなければいけない為、一眼レフカメラを購入した方が多くいらっしゃるとお聞きします。
しかし、思うように撮影ができない。良いカメラと聞いたのに、綺麗に撮れないといったお悩みもよくお聞きします。
折角購入したカメラ、無駄にはしたくないですよね。

しかし日々、カメラは進歩しており、大切なポイントさえ抑えることができれば誰でも簡単に綺麗な写真を撮影することができます。

今回のブログはそんな商品画像・物撮り写真を綺麗に撮影するためのコツを初心者向けにご紹介してまいります。

1.印象の良い商品画像・物撮り写真とは

そもそも、印象の良い商品画像、物撮り写真というのは

  • 打ち出す商品にきちんとピントが合っている写真
  • 雰囲気が伝わる写真
  • 質感・色がわかる写真

この3つのポイントを押さえた写真といえます。

この3つのポイントの中でも、一番の重要と言えるのが「打ち出す商品にきちんとピントが合っている写真」です。

このポイントについては、プロであろうがアマチュアであろうが関係ありません。プロの現場でもピントの有無に関しては神経を尖らせ、確認を行うポイントです。

2.商品にピントを合わせた写真を撮影するには?

商品にピントを合わせた撮影を行う為に鍵を握るのは「F値」「カメラと商品の距離」「撮影する環境」です。この3つのポイントについて解説してまいります。

2-1.F値(絞り)を操作する

一眼レフカメラやミラーレスカメラの設定値に「ISO」「シャッタースピード」「F値(絞り)」とあります。この中で商品撮影のように、動かないものを撮影する際、ピントに一番関係するのが「F値(絞り)」です。

F値(絞り)で、ピントの合う前後の範囲を調整することができます。この範囲のことをカメラ用語で、”被写界深度”と言います。被写界深度についてお話ししすると長くなってしまうので、ここでは省略いたします。

  • F値(絞り)の数字が小さくなると、ピントの合う範囲は浅く(狭く)なります。
  • F値(絞り)の数字が大きくなると、ピントの合う範囲は深く(広く)なります。

このピントを合わせるためのF値(絞り)で注意をしなければいけないのは、F値を小さくしすぎず、大きくもしすぎないことがポイントです。この微妙な言い回し方は一体どういうことなのかというと

例えば、靴のような前後に奥行きのある商品の場合、つま先にはピントが合っているが、かかかと側はボケてしまったということが起こります。これはF値(絞り)の数字を小さくし、ピントの合う範囲が小さくなった結果、つま先側から奥のかかと側がボケてしまったためです。

反対に、F値(絞り)の数字を大きくしすぎてしまうと、F値(絞り)を絞り過ぎてしまったことによる、「光の回析現象」が起こってしまい、ピントが合っているようなあっていないような、商品全体がボケてしまう小ボケといった現象が起こってしまいます。

まずは、F値(絞り)は使用するレンズの中間の値に設定し、撮影結果を見ながらF値(絞り)を微調整して、ピントを合わせていきます。

2-1-1.F値(絞り)を調整するためには撮影モードを「絞り優先」もしくは「マニュアル」にする

このF値(絞り)を操作できるようにするため、カメラの撮影モードを「絞り優先モード」もしくは「マニュアルモード」で行いましょう。

他のオートモードや、シャッタースピード優先などの撮影モードだと、F値(絞り)をカメラ側が露出設定に基づいて勝手に設定してしまうためです。

2-1-2.明るさの調整はISOかシャッタースピードで調整する

F値(絞り)はピントの範囲のほかに、光を取り込む量の調整という役割も担っているため、設定によっては暗くなったり明るくなったりします。

そう言った場合は、F値(絞り)以外のISOやシャッタースピードで調整を行いましょう。

2-2.カメラと商品の距離

商品の詳細カットや、ズームアップを撮影する際に行いがちなコトなのですが、商品にカメラごと近づき過ぎるとピントが合わなくなる場合があります。

これは、レンズにごとに最短撮影距離、というものが設定されています。

レンズの仕様書を確認すると、最短撮影距離を確認することができます。この最短撮影距離以上、商品に近づいてしまうとピントが合わず、シャッターを切ることすらできなくなってしまいます。

そのため、商品の詳細カットや、ズームアップを撮影する方法としては、商品に近づきすぎずにレンズのズーム機能を使用すると良いでしょう。

また、別の方法としては、焦点距離の短いマクロレンズを使用する方法もあります。(今回のブログではマクロレンズを持っていない方に向けたお話しにしておりますので、マクロレンズのお話しは省略いたします。)

2-3.撮影する環境を整える

ピントを合わせる為には、撮影する環境を整えることも必要です。

写真は光を取り込んで撮影を行います。そのため、そもそもの光が無い環境では、いかに良いカメラであっても、設定をおこなったとしても、ピントを合わせて撮影することは難しいと言えます。

例えば、撮影する環境は暗すぎず、自然光が入るような場所を選ぶことや、自然光が入らない暗い室内の場合は、撮影用の照明、定常光ライトやストロボを用いることをオススメしています。

2-3-1.自然光を使用する

室内で撮影を行う際に、一番身近で簡単に使用できる照明は「自然光」です。

室内で使用されている蛍光灯でも撮影を行うことももちろん可能なのですが、蛍光灯は人間の目には光続けている照明に見えますが、カメラの場合、点滅した光となり、設定によってはフリッカー現象を起こしてしまう場合がございます。

フリッカー現象についてはコチラのブログで解説しています。

【フリッカー現象について】室内撮影時の照明のお話

このフリッカー現象を無くし、室内で撮影を行うには、窓から差し込む自然光を活用すると良いでしょう。

<自然光で撮影した商品撮影の写真>

2-3-2.定常光ライトを使用する

撮影用の定常光ライトを使用する方法もあります。コチラの照明は撮影用の照明としてカメラで撮影してもフリッカー現象を起こさせない照明です。プロの商品撮影の現場でも使用されており、操作方法もスイッチをオンにするだけで使用できるといったとても使いやすい照明ですので、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

【影を味方につける!】商品撮影で「影」を作るライティング方法を解説!

<定常光ライトで撮影した商品撮影の写真>

2-3-3.ストロボライトを使用する

ストロボライトを使用する撮影は、カメラとの接続や光の強さの調整が必要だったり、フラッシュ光による瞬間光の為、ほんの少しの知識とコツが必要な照明ではありますが、使い方をマスターすれば、定常光では出せない明るさの照明により、より商品を鮮明に綺麗に撮影することが可能になります。

【誰でも簡単にスタジオで物撮り!】ストロボ1灯で、自然光を演出してみた。

<ストロボライトで撮影した商品撮影の写真>

3.環境の整った撮影スタジオを利用するのも一つの方法

撮影スタジオと聞くと、テレビ収録等に使用される大きなスタジオを想像しがちですが、最近では個人でも使用できる、撮影スタジオもあります。

撮影スタジオは撮影を目的とした空間として設計されておりますし、撮影用の照明を取り揃えているスタジオもあります。

このブログの筆者が店長をしているLUZZ STUDIO(ラズスタジオ)では無料の定常光ライトやモノブロックストロボの無料レンタルはもちろん、アンブレラやソフトボックス照明アクセサリーも充実しています。

また、白壁と黒壁といったシンプルな背景のシチュエーションのため、商品撮影にはふさわしい環境です。後は遮光ができるお部屋と、自然光が差し込むお部屋もあります。

是非、お近くにで、スタジオでの商品撮影に挑戦してみたい方のご利用をお待ちしております!

4.商品撮影は”ピントを合わせる”を守りましょう

オンラインショップ用の商品だけの単品画像や、InstagramなどをはじめとしたSNSでのイメージカット撮影等、商品を撮影するといっても様々なシチュエーションがあります。

オンラインショップ用の単品画像はもちろん、イメージカット撮影においてもWEB掲載用の画像というのは、文字よりも訴求力・影響力の高い要素であると言われております。

写真の商品映りが良ければ、ユーザーは文章や詳細を読み始めます。しかし写真映りがよくなければ、文章も読まれず、ユーザーの興味心は損なわれ、別のコンテンツに移ってしまうというWEBマーケティングの結果もあるほどです。

 

このブログが、より良い商品撮影、物撮りのきっかけになればとっても嬉しいです!

 

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

衛生対策、感染症拡大防止対策のもと営業中<2020.09.01最新>

LUZZ STUDIOは、大阪府のガイドライン遵守、認定を頂き営業をしております。併せて、日本写真館協会のガイドライン(https://www.shashinkan.com/images/top/20200521_guideline_ver16a.pdf)にも基づき営業を行っております。

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