【撮影時間】商品撮影・1商品あたりの撮影時間の目安について

大阪の撮影会社の株式会社ラズスタジオのカメラマンの綾です。

商品撮影代行の依頼のお打ち合わせの中でよせられる質問のひとつに、1商品あたりの撮影時間についてがあります。

被写体によってさまざまなですし、モデル撮影や単品撮影、イメージカット撮影など希望する撮影内容によって、撮影時間は大きく異なるのが前提なのですが、お客様のなかには

  • どれぐらいの点数の撮影が行えるのか
  • 1商品あたりの撮影単価を算出したい

といったことから、撮影時間というものは担当者が気になる内容の一つかと思います。

 

また、シチュエーションのセッティングを行う場合、そのセッティング時間も撮影時間に含まれていることから、商品撮影においては時間・クオリティ・コスト面などのポイントから何を優先するのかを、またはどのような希望があるのか、撮影前の打合せで明確にしておくことで、スムーズかつ的確に行うことができます。

モデル撮影は10分~15分

モデル撮影では主に

  • モデルの衣装チェンジの時間(3分~5分)
  • シチュエーションのセッティング時間(3分~5分)
  • 撮影時間(5分~10分)

が含まれることから、目安として10~15分が目安と言えます。

撮影時間については、撮影を希望するカットの種類(全身、上半身、アップなど)に撮影すべき内容によって変動します。

また、初めての撮影の場合、撮影スタートの1商品目のほうがニュアンスや感覚認識をまだ確認ができていないことから1商品目、2商品目については時間をプラスしていただくことを想定すればよいかと思います。

逆に、撮影に慣れてきた後半になるにつれ、ニュアンスや感覚が共有できていることから、予定よりも時間が短縮し進むことも多々あると考えていただいても大丈夫です。

モデル撮影事例① 白背景・全身撮影の場合…1商品あたり7分~10分

モデル撮影事例② シチュエーションセッティング・様々なアングルでの場合…1商品あたり10分~15分

 

※この時間目安は、モニターなどで撮影画像の確認を行う時間も含まれております。モニターでの確認なしに進行する場合もあり、その場合はより早く撮影を進めることもできます。

 

商品撮影(物撮り)は10分~25分

商品撮影では、

  • 商品の成形(5分~15分)
  • 撮影時間(5分~10分)
  • 光沢・反射物撮影時のライティングセット時間(10分~20分)

が含まれます。

撮影している時間よりも、商品成形の時間が必要なことから、商品整形の難易度によっておおきく撮影時間が変動します。

商品撮影(物撮り)事例① 白背景・テーブル置き撮りの場合…10分

補足:同じ配置のままの詳細カット…3分

商品撮影(物撮り)事例② 白背景・化粧品の場合…25分

 

商品撮影(物撮り)事例③ 白背景・アパレル俯瞰撮影の場合…15分~20分

 

 

商品撮影(物撮り)事例④ 白背景・光物・反射物撮影の場合…15分~25分

光り物・反射物の場合はは、照明や室内の映り込みを防ぐためのオリジナルのセッティングを組み立てる時間が必要となります。

ラズスタジオでは、光物や反射物の場合、1商品あたり30分~45分を頂戴することもございます。

 

商品撮影(物撮り)事例⑤ 光沢物・電化製品・家電商品など…30分~45分

 

 

 

 

イメージカットは30分~45分

イメージカット撮影では、

  • 商品の成形・シチュエーションセッティング(25分~35分)
  • 撮影時間(5分~10分)

が含まれます。

飾りや、背景小物、商品自体のバランスといった商品成形・シチュエーションのセッティングが必要となるのが、イメージカットの特徴と言えます。

イメージカット事例① アパレル雑貨・下着(アンダーウェア)…30分~45分

イメージカット事例② 食品・飲食物など…30分~45分