【黒ホリ撮影】撮影スタジオで黒背景を綺麗に撮影するための4つのポイント

大阪市中央区本町、大阪メトロ堺筋本町駅徒歩3分にあります、撮影スタジオLUZZ STUDIO(ラズスタジオ)のです。

今回のブログは撮影スタジオの黒ホリ・黒バックのシチュエーションで背景を黒く撮影する方法の4つのポイントを、黒壁・黒床のシチュエーションでのポイントを解説します。

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1.背景が黒く撮影できないのは、「背景に光が届いているから」

まず、黒背景を綺麗に撮影するために、最も大切なことは「背景に光を届けずに、被写体にのみ光を届ける」ことです。

そして、その光の状態を撮影できるようにカメラの設定を行って上げることが黒背景撮影を綺麗に撮影するポイントです。

2.背景を黒く撮影する4つのポイント

「背景に光を届けずに、被写体にのみ光を届けるために抑えておくべき4つのポイントを紹介していきます。

ポイント1.撮影環境は”できる限り”暗くする

まず、撮影環境はできる限り暗くしましょう。この、”できる限り”の目安は、「撮影する被写体にピントを合わせられる暗さ」です。

室内の照明を全て消してしまうと、ピントを合わせられず、シャッターを切り、撮影を行うことができません。

できる限り暗くする方法は様々ありますが、例えばラズスタジオの場合ですと

①撮影する被写体と黒壁のある位置から一番離れている室内照明だけを点灯する。

②ストロボのモデリングランプを使用する方法。

以上の方法が挙げられます。特に難しい知識等が不要な①の方法がオススメです。

ポイント2.カメラの設定の基本は「ISOは低い数値を設定」

暗所撮影だからとISOを上げてしまいがちですが、背景をしっかり黒くしたい場合は、ISOは低い数値で設定をオススメします。

ISOを上げることで、カメラの光に対する「感度」が上がります。感度を上げることで、かすかな光ですら、カメラは認識してしまいます。

その結果、ポイント1でのピントを合わせる為に設定した照明のかすかな明るさですら、ISOの数値を高くしてしまうことで光を感知してしまい、結果として背景が明るくなってしまうのです。

そのため、黒背景撮影では、ISO低い数値を固定とし、被写体の明るさは「照明」「F値」「シャッタースピード」で調整を行うことがポイントです。

 

ポイント1と2の状態でピントが合い、撮影ができながら写真はほぼ真っ暗な状態を作り上げよう

実際の撮影の際はポイント1と2を押さえた状態で、真っ暗な状態を撮影できる環境を作り上げると、ポイント3以降の設定がスムーズに行えますので、環境を作り、カメラの設定を整えることをオススメします。

例えば、下記画像は被写体にピントを合わせて撮影を行った結果の画像です。
実際の撮影画像を掲載した場合、真っ黒の画像になりますので、画面のスクリーンショットを掲載しております。

カメラの設定は

・シャッタースピード:1/125
・F値(絞り):8.0
・ISO:100

です。

ポイント3.撮影用の照明を背景に当たらないように設置する

真っ黒な環境を作り上げたら、次は被写体を明るくするための撮影用の照明を、背景に光を届けないように設置をします。

オススメの撮影用照明はソフトボックスを装着したストロボです

背景を黒く撮影する為に、ISOを低く設定していますよね。

そのため、被写体を明るく撮影するためには、低いISO数値でも明るく認識することのできる強い光が必要です。

そのため、撮影用の照明としては強い光量を瞬間的に放つことができるストロボの使用をオススメします。

モノブロックストロボ

そして、背景に光を届けないようにするため、光の向き・角度を微調整する必要があり、その微調整を簡単に可能にするのが、ディフューザーの一種、ソフトボックスです。

ソフトボックス

ソフトボックス 60×90㎝

実際の設置例について

例えば、このように、被写体を明るくするためにカメラの真横から光を当ててしまうと、背景にも光が届くようになります。

このような場合で撮影を行った場合、被写体の後ろの背景にも光が届いてしまいますので、綺麗な黒背景では撮影ができません。

そのため、照明の角度と位置を調整し、被写体の真後ろの背景に光を届けないように、被写体にだけ光が届くような角度を場所に照明を動かします。

被写体のある場所から、光る面が見えるか確認する

被写体の立ってもらう位置に立ち、撮影方向を向くと、視界のなかにソフトボックスの白い面が見えると思います。

このソフトボックスの白い面が見えている、ということはイコール、この白い面から被写体に光が届く状況であると言えます。

そして、その状態のまま、黒くしたい背景の壁に立って、撮影方向を向いた際に、ソフトボックスの白い面が見えた場合、、、背景に光が届いてしまってる状況と言えます。

この背景の壁に立って、ソフトボックスの白い面が見えないように、ソフトボックスの照明の角度を調整をしていきましょう。

グリッドなどのオプションも活用する

ソフトボックスの中にはグリッドが使用できるものがあります。このグリッドを使用することで、より光の照射範囲、角度をさらに狭めることが可能です。

例えば、先ほどの

この状態にグリッドを付けると

このように、白く見える範囲が格子状のグリッドによって、狭くなります。

ポイント4.照明の光で被写体を明るく照らす

照明の位置、角度が決まったら、最後に照明の明るさを、被写体が理想の明るさになるように光の強さを調整しましょう。

目安は照明の出力光量の中間から撮影をしてみる

まず、はじめに設定する光の強さに迷った場合はそのストロボの中間出力から撮影してみることをオススメします。

理由として、中間からはじめることで、明るくしたいのか暗くしたいのかの選択肢が選べることが挙げられます。

例えば、1/1~1/16までの出力範囲のストロボの場合は、中間の1/8から撮影を行います。

照明の明るさを調整しつつ、カメラの設定の「F値(絞り)」「シャッタースピード」も組み合わせて、撮影したい明るさに微調整を行います。

その結果、黒背景を綺麗に黒くすることが可能になります。

 

以上が、黒背景を綺麗に撮影するために押さえるべき4つのポイントでした。

3.さらに背景を黒く、綺麗に撮影する方法

照明を2灯を使うと、より綺麗に撮影ができます。

背景を黒く撮影する4つのポイントに加え、更に綺麗に撮影する方法として、ストロボを複数灯使用する方法があります。

複数等使用することで、より、被写体を際立たせ、綺麗に撮影することが可能になります。

その代表的な設置方法として2灯のソフトボックスを装着したストロボで被写体を挟んだ、クロスライティングという方法があります。

 

被写体の前にある照明はもちろん背景に当たらないように行います。そして被写体の後ろにある照明は背景を背にして必然的に背景に影響しない光となります。

この2灯のクロスライティングを行うことで、1灯で照明の当たっていない影の部分に光を当てることができ、その結果、被写体の境界線を浮かび上がらせることができるので、より黒背景を際立たせることができます。

このライティング方法を用いて撮影した写真がコチラ

 

このように、「背景に光を届けずに、被写体にのみ光を届ける」ことを意識し、紹介した4つのポイントを意識するだけで、黒背景をしっかりと黒く、そして被写体を綺麗に撮影を行うことが可能になります!!

4.紹介した撮影方法、カメラをお持ち頂ければ当スタジオで体験できます!

「ストロボを使って、綺麗に撮影できることはわかったけれど、ストロボを持ってない」

「ストロボは持っているけれど、ソフトボックスは持っていない」

「文章では理解したけれど、実際に撮影してみてうまくいくか不安…」

と、様々なカメラユーザー様がいらっしゃると思います。

今回ご紹介した撮影方法は、大阪本町撮影スタジオ・LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)では、カメラをお持ち頂くだけで、無料のモノブロックストロボ2台に、ストロボを操作するワイヤレスフラッシュトリガーの無料貸出を行っているので、どなたでも簡単に撮影をおたのしみいただけます!

お近くにお住まいの方は是非、一度体験に来てみてはいかがでしょうか。

今回のブログが、黒背景を綺麗に撮影する方法を知るきっかけになれば、とても嬉しいです!

 

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〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1丁目2番1号本町リバーサイドビル8F

 

 

 

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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