【撮影写真の納品形式】5つのファイル形式と2つのカラー形式をご紹介

大阪市中央区本町、大阪メトロ堺筋本町駅徒歩3分にあります、撮影スタジオLUZZ STUDIO(ラズスタジオ)の店長・綾です。

今回のブログは、前回ご紹介しました撮影した後のお話し。写真画像のサイズや形式についての続編となる、「ファイル形式」と「カラー形式」についてご紹介してまいります。

1.写真のファイル形式について

写真のファイル形式は主に

  • JPEG
  • PNG
  • TIFF
  • PSD
  • RAW

以上の5種類に分類されます。

ファイル形式は画像データのプロパティで確認を行うことができます。

JPEG

JPEG(ジェイペグ)はPCやスマートフォンなどのデジタルデバイスから、印刷まで幅広く使用されている画像形式です。

データ容量も比較的軽いながら、綺麗な色を表現することが可能です。また、そのままのデータでWEBに掲載することや、印刷を行うことも可能です。

デメリットは、データを開き、明るさを調整したり、文字を加える編集を行い保存を行うことで、少しずつ画像が劣化していきます。
※閲覧したり、違うデバイスにコピーをする場合では劣化はしませんのでご安心下さい。

ラズスタジオで撮影されたお客様のほとんどがJPEGでの納品を多く行わさせていただいております。

PNG

PNG(ピング)はおもにデジタルデバイス向けに使用される画像形式です。

一番の特徴は、背景を透過させることができ、そのままのデータでWEBや資料などに掲載することが可能です。


※イメージ

商品撮影の物撮りにて、背景透過をご希望されたお客様には、こちらのPNG納品を行わさせていただいております。

TIFF

TIFFはJPEGのデメリットである、編集作業をおこなうたびに画像が劣化していくデメリットをなくした高画質データです。

どんな編集を行っても、データの劣化が起きないので、様々なデザインや用途に使用する写真に適した保存形式となります。

ただしデメリットもあります。

  • TIFFのままWEB上などでに掲載することができない
  • データ容量が重い。(目安として、JPEGデータの約30倍以上のデータ容量になります)
  • 非対応のパソコンだと、プレビューすら閲覧できない
  • TIFFを扱える画像編集ソフトが必要

といった内容から、環境・条件が整っていることを必ず確認、ご相談させていただき納品対応させていただいております。

PSD

JPEGのデメリットである、編集作業をおこなうたびに画像が劣化していくデメリットをなくした高画質データです。TIFFと同じ性質をもったデータです。

TIFFと異なるのは、PSDはAdobe Photoshopのファイル形式として、レイヤーと呼ばれる編集機能のデータを作成・保存することができます。

レイヤーについてはコチラの記事でご紹介しております。

Adobe Photoshopで編集をする場合はこのデータでの納品を行うことでスムーズな作業が可能です。

あげられるデメリットもTIFFと似ていますが、

  • PSDのままWEB上などに掲載することができない
  • データ容量が重い(目安として、JPEGデータの約30倍以上のデータ容量になります)
  • パソコン上では、プレビューすら閲覧できず、閲覧・編集を行うためには、PSDを扱える画像編集ソフトが必要

といった内容から、環境・条件が整っていることを必ず確認、ご相談させていただいたうえで、対応しているファイル形式です。

RAW

RAWデータは、写真を撮影した際に、カメラが取り込んだ光の情報がすべて含んだデータです。このRAWデータは、これまで紹介したJPEG、PNG、TIFF、PSDデータを作り上げるために必要な素材となる、いわゆる「生のデータ」とよばれています。

また、RAWデータはカメラマンにとって、大切なデータの一つであり、取り扱いについては慎重に行うべきものとして認識しております為、ラズスタジオではRAWデータでの納品はおこなっておりません。

2.カラー形式

大きな分類として「RGB」「CMYK」の2種類に分類されます。

RGB

RGBはパソコンやテレビに用いられる。光の三原色「レッド」「グリーン」「ブルー」で構成されたデータです。

写真データはこのRGBで構成されています。

ラズスタジオの納品データは特別な指示や内容がない限り、RGBにて納品を行わさせていただいております。

CMYK

CMYKは、印刷で使用されるインク、「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「キー・プレート(キーカラー)」で構成されたデータです。

写真を印刷用途(ポスターやチラシ、看板)に使用される場合、印刷データを作成する担当者(印刷会社やデザイナー等)が最終的にRGBからCMYKへ変換する流れが基本となります。

ただし、お客様のご要望の中で、「印刷会社やデザイナー担当者が色調整を行わずにそのまま使用できるCMYKデータが必要」といった場合はお客様のご要望・内容を確認させていただき、ご理解、ご了承いただけましたら、CMYK納品を行わさせていただいております。

※CMYKのカラー形式では、JPEG・PNGでの納品はデータ性質上行えません。ご了承ください。

RGBとCMYKの違いについて

RGBで保存した写真と、RGBからCMYKに変換した写真を見比べると、カラーの鮮やかさに違いが発生します。

左のRGBの鮮やかさが、CMYKになると少し霞んだような色合いになります

これは、RGB形式とCMYK形式の仕組みの違いによっておこる必然的な現象となります。

ポイントとして、RGBからCMYKへのカラー形式の変更は可能ですが、一度CMYKにした写真を元のRGBに戻す変更は完全には難しいのです。
これは、RGBで表現できるカラーの幅が広く、鮮やかな色にも対応しているのに対し、CYMKはRGBよりも表現できるカラーの幅が小さいためです。

 

3.使用用途別の、あなたにピッタリの画像納品形式の決め方参考例

JPEG・RGBの納品オススメ事例

  • 写真をそのまま使用する
  • 主にWEBで使用する
  • 写真をベースに、文字を入れたり雰囲気重視の簡単な画像編集を行う場合
  • モデル撮影などで、1回の納品画像が50枚以上を超える場合
  • 細やかな形式や難しい単語の説明抜きで、どこでも基本的に使える万能データが欲しい場合

TIFF・RGBの納品オススメ事例

  • TIFFを閲覧、編集し、使用用途にあわせた編集・保存作業が可能
  • 写真に厳密な編集を行う場合
  • 写真を様々な媒体(WEBやポスター、チラシ)で使用する場合
  • 自社ではなく、他社のデザイン担当者にデータを渡す際に、TIFFを指定された場合

PSD・RGBの納品オススメ事例

  • PSDを閲覧、編集し、使用用途にあわせた編集・保存作業が可能
  • 写真に厳密な編集を行う場合
  • 写真を様々な媒体(WEBやポスター、チラシ)で使用する場合
  • 自社ではなく、他社のデザイン担当者にデータを渡す際に、PSDを指定された場合

PNG・RGBの納品オススメ事例

  • 背景を透過した状態の写真が必要
  • 背景を透過された状態ですぐにデザインに進みたい
  • 画像データそのままを印刷するのではなく、画像素材として印刷物デザインに使用する

CMYKの納品オススメ事例

  • 加工や編集も行わず、WEBにも使用せずに、写真そのまま印刷行程に使用する場合

※印刷会社注意事項の一例※

A社…入稿データにRGBカラーや特色が含まれる場合、CMYKカラーに変換を行います。その際、色目が大きく変わる場合もございますので、ご注意下さいませ。

B社…RGBカラーは本来紙媒体にはむかない色設定ですのでCMYKに変換していただいた方が、仕上がりに近い色になります。

C社…RGBカラーでデータを入稿された場合、CMYKのカラーモードに変換します。ご希望通りの色で印刷できない可能性がございますことをご了承の上、ご入稿ください。

6.ラズスタジオでは撮影のご依頼承っております

ブログの筆者が店長をしております、ラズスタジオでは撮影のご依頼を承っております。

写真一つとっても、様々な保存形式がある中で、ラズスタジオの撮影プランでは、丁寧なヒアリングをもとに、お客様の利用用途、環境に応じた納品形式のご提案を柔軟に行わさせていただいております。

「詳しいことがわからない!」といった方には、なぜそのファイル形式・カラー形式なのかという内容を丁寧にご説明させていただいたうえでの規定のサイズで納品をいたします。是非、ご遠慮なくご相談くださいませ。

是非、様々な撮影プランの中で、自分にあった納品形式にご不明点が有りましたら、ご依頼の際にご遠慮なく、ご相談くださいませ。

5.まとめ

今回ご紹介した、

  • ファイル形式
  • カラー形式

はきちんと必要に応じて十分なデータを確保できるような写真データを作成することが大切といえます。

この2つの要素をきちんと確認することで、納品後のデータ使用におけるトラブルを最小限に抑え満足のいく写真を使用することができます。

印刷の場合は、印刷を検討している印刷業者への確認や、web使用の場合は登録するサイトの画像登録のガイドを確認するなどといったことを行いましょう。

 

是非、このブログが、自分が本当に必要な写真データのことを知るきっかけとなれば幸いです。

 

 

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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