【ECサイト撮影・デザイン担当者様向け】切り抜き作業(白抜き)を効率化する撮影方法のコツをご紹介!

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こんにちは。LUZZ STUDIOの店長・綾です。

今回のブログはAmazonさんや楽天さんなどで商品を出店されている企業様の撮影担当者や、デザイナー担当者には欠かせない、商品撮影の「白抜き」、に関する内容となっております。

WEB上のモールサイト様にて、ここ最近画像の規約変更が相次いでいます。

その条件が「RGB値がいずれも255(=背景白)の背景であること」「背景白加工必須」という条件です。販売する商品のサムネイルが画像の背景や、TOP画像の背景が白色ではないといけない。という規約です。

現在、この条件をクリアするための方法として一般的な方法は撮影した写真を写真編集ソフトで切り抜き加工、つまり「白抜き」を行うのが一般的です。

しかし、この白抜きの作業ですが、写真編集ソフトや知識、慣れがなければ処理に時間がかかってしまいます。

そんな白抜きの時間短縮・効率化を、撮影時のちょっとしたコツで解決しませんか?

今回は、

  • 物撮りの切り抜き処理がしやすくなる撮影のコツ
  • 切り抜き不要!?撮影時点から背景を白にする撮影方法のコツ

についてご紹介してまいります。

このブログを読むことで、商品撮影の「白抜き」作業の短縮・効率化のコツを知ることができます。

また、なぜ白背景が必須になっているかの理由も合わせてご紹介いたします。

1.物撮りの切り抜き処理がしやすくなる撮影方法のコツ

1-1.無地の白色の背景で撮影をする

無地の白色の背景で撮影することをオススメしています。

ここでいう無地の白色の背景というのは本格的な撮影用の白背景を用意する、ということではありません。

撮影する商品の端から端、そして少しの余白までが無地の白色の背景となればOKです。

なぜ無地の白色の背景をするのかというと

・無地でない、ごちゃごちゃとした背景だと、余計な背景の処理が必要なため

→「あとから切り抜きするから~」と適当な背景で撮影をしてしまうと、いざ切り抜き作業のときに、商品を切り抜きするだけでなく、写っている余計な背景や物の処理を行う作業が発生してしまうからです。

・白色で撮影をすることで、商品自体の色がよりよく見えるため

→無地の白色の背景で撮影をすると、商品との境界線がわかりやすくなるからです。しかも色もより良く見えるため、一石二鳥の効果を発揮します。

ご存知のようにこのような理由が主に挙げられます。

この無地の白色の背景条件ですが、私たちの目で見たときに、見えてしまうような線が見えなければOKです。

1-2.背景から商品を離して撮影する

切り抜き作業をよりスムーズに行うには、商品と背景の境界線の区別がつくことでスムーズに行えます。区別をつける方法は様々な方法がありますが、なかでも比較的簡単に行える、背景から商品を離して撮影する方法についてご紹介します。

離す距離の目安としては、背景から大体1M以上あると好ましいです。

壁から離した状態の写真

商品を背景から離すことで被写界深度の違いが発生します。商品にピントが合いながら、背景はボケ気味になります。そうすることで、背景と商品の区別がつきやすくなります。

白背景から距離を離して撮影した写真

背景と商品の境目が見えるので、切り抜き作業がスムーズになります。

2.切り抜き不要!?撮影時点から背景を白にする撮影方法のコツ

「白抜き作業そのものをなくしたい!そのまま使える写真を撮影したい!」という方向けの内容になります。撮影方法のコツとしては細かくなりますが、理解すれば意外と簡単に行えます。

2-1.撮影時に背景を白くする(背景白バック撮影撮影)

結論、撮影時に背景を真っ白にしてしまえば切り抜きを行わず、そのまま使用することができてしまいます。この撮影方法のことを「背景白バック撮影」と呼ばれます。

白バック撮影で撮影した商品写真

実際に背景白バック撮影で撮影を行った写真です。このブログの背景が白なので、境目が一切わからなくなっています。まるで切り抜き作業を行ったかと疑われそうな仕上がりですが…

背景がすべてRGB255の画面スクリーンショット

背景どこをとっても、RGBすべて255の正真正銘の白背景に仕上がっています。

このように、撮影時に背景を白にしてしまう方法が可能です。

撮影環境はこのような環境となっております。

3灯のストロボ照明を使用しています。2灯のストロボで背景を白に。1灯で商品を照らしています。

上から見たイラスト図

2灯の背景を白にする照明の光が商品に影響しないように、カポックを使って光を遮っています。このカポックならびにストロボの向きが重要です。

光を遮ったうえで、商品を照らす1灯のストロボを設置しています。

こうして撮影を行った写真ハイライト警告表示にしてみました。

ハイライト表示の商品写真

ハイライト状態=どんな色も載っていない真っ白な状態。つまりRGB255(=白)となっています。

このような撮影を行えば、切り抜き作業なしで、そのまま掲載用のサイズの画像にトリミングを行うだけで作業が完了いたします。

3.そもそもなぜ白背景画像が必須なのか

最近になって、なぜここまで商品画像の背景の白化が必須となってきたのかというお話しをいたします。

白背景で撮影された場合のメリットを挙げてまいります

・商品そのものが目に飛び込んでくる

→メインとなる商品以外の視覚的情報が無いので、「この商品のページなんだ。」とユーザーが認識しやすくなります。

・先入観やイメージの無い、ありのままの商品の色合い、形が引き立つ

→背景というのはその画像の大半を占める要素の一つです。その背景にカラーや背景が入ることで、カラーや背景が持つイメージの先入観が働いてしまいます。ピンクだったらかわいい、海の背景だと海のシーンで使用するものといったイメージです。そんなカラーや背景によるイメージをなくし、商品のありのままを認識することができます。

・スマホユーザーにとって見やすい

→ECサイトは過去パソコンが主流でしたが、現在ではスマートフォンが主流となっているなかで小さな液晶画面のなかに、さまざまな商品が映っているよりは、その商品のみ表示されることで、迷わず購入できるというメリットがあります。

※購入目的ではないInstagramなどのイメージカットは逆に世界観たっぷりにお届けする方がいいといわれています。

これらのメリットの共通点は、お客様が納得して購入され、ご満足いただける利便性(ユーザビリティ)がアップします。

このユーザビリティが上がることで、クチコミや評判が集まります。クチコミや評判が集まることで、よりお客様に見つけてもらえることが可能となり、で売り上げがアップしていきます。

だからこそ、最近のモールサイト様では、このようなユーザビリティの向上のために、白背景を推奨し始めた。ということです。

4.まとめ

以上、白抜き用の商品撮影のコツを2つご紹介しました。

今回ご紹介した撮影方法はあくまでも一例となってりますので、この内容を基にたくさん撮影をしてみてくださるととっても嬉しいです。

また、今回の撮影え使用した機材や道具、トルソーについては、LUZZ STUDIOにて無料でお貸出ししておりますので、商品撮影のスペースをお探しの方はぜひご利用お待ちしております。

是非、白飛び撮影のスムーズ化・効率化を成し遂げ、売れ行きが良くなりますこと、応援しております!!

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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