【初心者向け】2灯ライティングについて、撮影写真とイラストでわかりやすく解説!

大阪市中央区本町、大阪メトロ堺筋本町駅徒歩3分にあります、撮影会社LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)のフォトグラファー・綾です。

今回のブログは、2灯ライティング撮影のセッティング方法について、実際の撮影写真を交えながら解説してまいります。

筆者自身も、2灯ライティングを覚え、撮影をはじめたときは

  • 写真のクオリティアップ
  • 自分のイメージした理想の写真を撮影することができるようになった

ということを常に実感し、撮影に対する大きな喜びとモチベーションアップにつながりました。(まだまだ奥が深い世界ではありますが・・・)

今回のブログはそんな2灯ライティング撮影の

  • 基本
  • セッティング方法

についてを初心者の方に向けてご紹介してまいります。ぜひご覧くださいませ。

※カメラから外した照明2灯でのライティングを前提とした記事内容となっております。

1.2灯ライティングの1灯目のセッティング

1-1.1灯目の位置は被写体に対して「斜め45度」から

1灯目のセッティングは被写体に向かって斜め45度をベースにスタートします。

 

何故ここまで45度にこだわるのかと言うと、

「人の顔や商品問わず、凹凸感を表現する明るい部分と影の部分がバランスよく、美しく映ると角度」

と言われているからです。

 

例えば、2つの例を挙げると、

①被写体の真正面(0度~10度の角度)から光を当てた場合

  • 本来あるべき影すらも飛びやすい
  • 陰影がないため、自然な立体感が損なわれてしまいやすい

これらの結果、ただ「フラッシュを当てました感」の強い印象の仕上がりになります。
スマートフォンでフラッシュを使って撮影をしたようなイメージの仕上がりです。

 

②被写体の真横(90度の角度)から光を当てた場合

  • 明るい部分は極端に明るくなりやすい
  • 暗い部分は極端に暗くなりやすい

これらの結果、明るい部分と暗い部分の変化が著しい、コントラスト強いが硬い印象の仕上がりになります。

 

 

そのため、1灯目のセッティング角度は斜め45度からスタートし、撮影するイメージに合わせた調整をすることで

1度撮影した後に「次にどうするか」の調整がやりやすく、スムーズに進めやすくなります。

 

<注意ポイント>

上記で挙げた2つの例が、

「悪い例=やってはいけないこと」

ということではありません。

撮影イメージによっては、この2つの例を使用したライティングが最適な場合があるからです。

<被写体の真横(90度の角度)から光を当てて撮影した撮影事例>

この写真は「あえて被写体の真横から」照明を当て、影と背景の黒を引き立たせ、クールな印象となるように撮影をしています。

 

そのため、照明位置である45度は、あくまで設置位置のスタート地点として認識していただければと思います。

上記撮影場所 LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)の黒ホリゾント

 

1-2.照明の高さは、被写体よりも上にセットする

照明の高さは、被写体のメインとなる場所から、斜め上にセットします。

被写体のメインが顔だとしたら、顔よりも斜め上にセットをするイメージです。

この角度も 45度 を意識し調整を行うとわかりやすいです。

理由として、

太陽は必ず私たちの頭上~正面に存在しており、下から太陽が差し込むことはありません。

よって、下から被写体に光を当てることで様々な違和感を感じやすくなります。

明確な演出意図がある場合を除き、

1灯目のライティングは被写体より上から当てることで仕上がりのクオリティをアップすることができます。

 

以上が、1灯目のセッティング方法になります。

2.2灯ライティング、2灯目のセッティング

2-1.2灯目をセッティング際のポイント

1灯だったり、2灯だったり、さらには6灯だったりと、

用いられる照明の数は撮影目的によって変動するため、いくつまで制限はありません。

 

しかし、照明の数がいくつになろうとも、

ライティングの基本としては「撮影シーンに必要な太陽(光源)を作り出すこと」が第一の目的です。

そのため、ライティングの1灯目は「太陽」をイメージしてセッティングを行います。

 

そのあとに続く、2灯目以降のライティングはは「太陽」ではなく、

「太陽の光が”何か”に反射してできた光、または意図的なデザイン光」

として位置づけを行います。つまり、1灯目に対する 「補助光」 として使用していきます。

 

以上のことから、2灯目以降の照明は 1灯目よりも光が強くならないように調整を行うことで

2灯ライティングをよりスムーズになり、ライティング方法の理解にもつながりやすくなります。

 

3.2灯ライティング・3つの参考例をご紹介

2灯目のセッティング位置は撮影したいイメージに合わせて場所が変化します。

今回は、3つの参考例をご紹介いたします。

3-1.全体を自然に明るくする場合

1灯だけの撮影だと、明るくなる半面、影が濃くなります。

そんな影を薄くしながら、全体を自然に明るくしたい場合の2灯ライティングの方法です。
特徴として、自然な雰囲気の撮影シーンとなり、汎用性の高いライティング方法です。

<撮影事例>

<参考レイアウト>

主に

  • 自然光の入らないスタジオ撮影の場合
  • 作品撮影
  • 商品撮影 など

によく用いられ、2灯ライティングのベースともいえる方法です。

上記撮影場所 LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)の白ホリゾント

 

3-2.被写体を際立たせたい場合

1灯ライティングで撮影をすると、明るい部分と暗い部分の陰陽のコントラストがはっきりとした、クールなイメージになります。

このイメージをさらに強調するため、

1灯目の位置の対角線上に被写体を挟み込むように2灯目を設置し、

被写体の背後から照明を当てる方法です。

通称、「クロスライティング」と呼ばれる方法です。

<撮影事例>

<参考レイアウト>

主に、

  • プロフィール撮影
  • アーティスト撮影
  • コスプレ撮影 など

に用いられる2灯ライティング方法です。

 

また、参考写真のような、黒の背景での撮影には欠かせないライティング方法です。

黒の背景での撮影では、

  • 背景に光が当たらないようにする
  • 被写体だけを明るくする

ことが必要条件となるため、必然的にクロスライティングになることがほとんどとなる方法です。

 

3-3.グループ撮影(複数人)の場合

複数人のグループ撮影を行う場合、ライトに近い人ほど明るく、ライトから遠いほど暗くなってしまいます。

全員をしっかりと明るくしなければいけない場合は問題といえます。

このような場合、

斜め45度の1灯に加え、斜め135度まで間の位置に2灯目を設置することで、

被写体全体に面弁なく光を届けることができます。
(2灯目を設置する場所は、グループのポージングや構図によって場所は変動します)

<撮影事例>

<参考レイアウト>

上記撮影場所 LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)の白ホリゾント

 

3.2灯ライティング応用編

3-1.2灯ライティングで光に色をつける

2灯ライティングそれぞれに カラーフィルター を装着し、色を付ける撮影方法です。

ネオンライトで撮影したようなレトロポップなイメージになり、印象ある仕上がりになります。

この撮影も、2灯ライティングならではの撮影ですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

<撮影事例>

 

「なぜこういう仕上がりになるのか」方法や詳細はこちらのブログで解説しておりますので、ぜひご覧くださいませ。

【カラーフィルターを使った撮影を解説】装着方法から撮影事例をご紹介
https://www.luzzstudio.com/blog/colorfilter/
※新しいタブで開きます

 

5.まとめ

今回ご紹介したのはあくまで、2灯ライティングの基本のセッティング方法です。

ライティングに「基本」や「法則」はあっても「正解」はありません。

今回ご紹介した内容をベースに

  • 照明の種類
  • 照明の位置や距離
  • ディフューザーなどの照明機材 など

これらをご自身の撮影したいイメージに合わせてアレンジ、工夫していくのが、

ライティング撮影の醍醐味だと筆者は考えております。

この記事が、そんなライティング撮影の挑戦のきっかけになれば、とてもうれしく思います。

 

2灯ライティングにおすすめの撮影スタジオ

この記事を読んで、スタジオで、2灯のストロボを使用したライティング撮影に挑戦してみたくなった方へ

大阪・本町にあります

レンタル撮影スタジオ LUZZ STUDIO(ラズスタジオ)※新しいタブで開きますでは

今回の記事でご紹介した

  • ストロボレンタル(2台)
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店舗名: A8(エーハチラズスタジオハウスヨンマルニ)
HP:https://a8luzzstudio.com/(別タブで開く)
住所:〒550-0015大阪府大阪市西区南堀江2丁目9番13号8 STAR BLD.(エイトスタービル) 5階
【Googlマップで見る】(別タブで開く)

レンタル利用料金:プランごとに異なる。料金を見る(別タブで開く)

 

haus402(ハウスヨンマルニ)

haus402の詳細情報

公式サイト:https://haus402.com/
アクセス:大阪メトロ長堀鶴見緑地「西長堀」駅 徒歩10分
住所:〒550-0022大阪府大阪市西区本田1丁目8−15生起ビル4階 402号室【Googleマップで見る】
料金:料金ぺージを見る

スタジオアクセス方法

  • 大阪メトロ長堀鶴見緑地「西長堀」駅 徒歩10分
  • 大阪メトロ中央線「九条」駅 徒歩10分
  • 大阪メトロ地下鉄千日前線「阿波座」駅 徒歩12分

↓カメラ持ち込みだけで2灯ライティングに挑戦できる撮影スタジオはこちら↓

LUZZ STUDIO (ラズスタジオ)
〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1丁目2番1号本町リバーサイドビル8F

レンタルスタジオHP:https://luzz-studio.com/(新しいタブで開きます)

 

下記は各種SNSです。

Twitter:https://twitter.com/luzzstudio

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それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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